2007年11月24日土曜日

ハッピーの条件

長らくご無沙汰しておりました.

先日コーチしているチームがプレーオフで敗戦し、シーズンオフとなってしまいました.

さて、本日はハッピーの条件というタイトルにしてみました.

大学時代好きだったガールズバンド、Pink Sapphire の曲のタイトルでもあります.

なぜ、このタイトルにしたのかというと、スポーツをする、コーチングする上で、ハッピーになる事が非常に重要だからです.


しかも皆が”ハッピーになる”事が重要です.

それが円滑な組織の運営につながるからです.経済学的にもスポーツ業界はまだまだ未成熟です.だから、短期的な利益を求めて一人が利益をまとめて享受しようとする経済学的に非効率な状況になっています.そうではなく、仕事の役割分担をきっちり行い、それぞれの仕事を理解しながら有機的に組織を運営し、利益分配を行う事で、マーケットも広がり、結果として皆がより多くのハッピーを得る事になると思うのです.


私がアメリカから戻って、日本で仕事をしようと思ったのは、まさに今いるチームでそれが出来ると感じたからです。そして無論今でも感じています.優秀なリーダーのもとでそれぞれが正に梁山泊のように力を発揮する。しかし、皆が同じ方向性を持って行動する.これは、非常にすばらしい組織であると思います.

もっと掘り下げると、トレーニングの内容にしてもそうです。最終的にそのスポーツがより高いレベルで行えるようにするのが、練習であり、トレーニングであり、ケアであるといえます。トレーニングはこの中では、よりハードで密な練習に耐えられる身体、動きを作り上げる事、そのスポーツで行う動作をよりパワフルに行えるようにする事が目的になる訳です.従って、けがをしてリハビリをしている選手でも、健常で練習している選手でも行うトレーニングの内容は方向性的には同じであるべきで、レベルが違うだけであるべきなのです.そうすれば、けがをしても再発がしにくくなるし、復帰したときに選手がギャップに苦しむ事もありません.そして、選手が動作をよりパワフルに行えるように動作とパワーと安定性を最適化するには効率的な動作とそれを支える筋力、パワーが必要なのです.
動きの効率化を行い、それを支えられるようにするという事は、正によりパワフルに動けて、よりけがの可能性を下げるという事なのです.これは正に経済学的にも、まず向かうべき方向であると言えるでしょう。

そう考えると、特色を生かした組織運営、そして(選手)個人レベルでの効率化は皆の”ハッピーの条件”だと思うんです.